軽貨物運送事業を始めるのに必要な「貨物軽自動車運送事業経営届出書」は以下で入手できます。
- 管轄の運輸支局から直接もらう
- 管轄の運輸支局のウェブサイトでダウンロードする
- 「freee許認可」で書類作成と同時に入手する

また、軽貨物に必要な書類を完全網羅しているので、スムーズに軽貨物を始められますよ!
目次
貨物軽自動車運送事業経営届出書はどこで貰える?入手方法を解説
貨物軽自動車運送事業経営届出書の入手方法は下記3つです。
- 管轄の運輸支局から直接もらう
- 管轄の運輸支局のウェブサイトでダウンロードする
- 「freee許認可」で書類作成と同時に入手する
上記すべての手段で無料です。
管轄の運輸支局から直接もらう
お住いの地域によって手続きを行う管轄が違いますので、ご自身の管轄の運輸支局から書類を貰いましょう。
どの運輸支局でも開庁時間・開庁日は同じです。
開庁時間 | 8時30分~12時 13時~15時15分 |
開庁日 | 平日のみ(祝日・年末年始は休み) |
電話番号 | 管轄の運輸支局ごとに異なる |
管轄の運輸支局の住所は下記で調べられます。
管轄の運輸支局のウェブサイトでダウンロードする
下記から全国の運輸支局のウェブサイトにアクセスできます。
PDFとExcel形式でダウンロードできます。
「freee許認可」で書類作成と同時に入手する
「freee許認可」はクラウド会計ソフトfreeeが運営しているサービスです。
案内に従って項目を穴埋めするだけなので簡単に作成できます。
専門知識がなくとも30分程度で完了します。
書類のダウンロードも同時にできるので、手っ取り早く手続きに進めます。

「貨物軽自動車運送事業経営届出書」以外に必要な書類
軽貨物を始めるのに必要な書類は他にもあります。
- 運賃料金表
- 運賃料金設定届出書
- 事業用自動車等連絡書
運賃料金表
運送事業者が荷主に対して支払うべき運賃を示した一覧表です。
運送サービスの料金体系を明確に伝えるために用いられ、サービスの透明性や信頼性を向上させる役割を果たします。
距離制や時間制、重量別運賃、割増運賃などを記入します。
なお、運賃料金表を委託元や荷主に見せることはありません。運賃料金表に記入した通りの金額で配送することはないです。
特にこだわりがない方は、国土交通省の見本通りに書きましょう。

運賃料金設定届出書
運賃料金を設定したことを運輸局に伝えるための書類です。

事業用自動車等連絡書
軽貨物に使用する軽自動車の車両情報を運輸支局に伝える書類です。
使用目的や車両番号、年式、積載量などを記載します。

軽貨物に必要な書類の書き方の例
下記の書類の書き方が分からない方は見本をご参考ください。
- 貨物軽自動車運送事業経営届出書
- 運賃料金表
- 運賃料金設定届出書
- 事業用自動車等連絡書

「freee許認可」で作成するのが簡単です。
貨物軽自動車運送事業経営届出書の提出先
管轄の運輸支局と軽自動車検査協会に提出します。インターネットや郵送では提出できません。
軽自動車検査協会は管轄の運輸支局の敷地内にあります。

提出書類
提出する書類は、ここまで解説した書類に加えて「車検証」と「黄色のナンバープレート」が必要になります。
- 貨物軽自動車運送事業経営届出書
- 運賃料金表
- 運賃料金設定届出書
- 事業用自動車等連絡書
- 車検証
- 黄色のナンバープレート(前後2枚)
- 住民票(車検証が自己名義の場合は不要)
費用と時間
手続きは無料です。黒ナンバーのプレート発行費に1,600円程度かかります。
ドライバー(ねじ回し)を貸してもらえるので、その場で取り付けましょう。
軽貨物の届け出からナンバープレートの取り付けまでの所要時間は2時間程度です。
開庁時間
開庁時間 | 8時30分~12時 13時~15時15分 |
開庁日 | 平日のみ |
電話番号 | 管轄の運輸支局ごとに異なる |
忙しい方は手続きを代行してもらおう
日々の生活や仕事に追われて書類を作ったり、提出する暇もない方も多いのではないでしょうか。
そんな方は軽貨物の届け出から黒ナンバープレートの取り付けまで代行してもらうことも考えましょう。

- 車両の手配から丸投げする
- 行政書士に依頼する
車両の手配から丸投げする
自動車販売会社やリース会社は、軽貨物運送事業に必要な書類の提出から黒ナンバーの取り付けまですべて行ってくれます。
- ガリバー
- GMSリース
中古車購入なら「ガリバー」
予算がある方は中古車の購入を検討しましょう。
ガリバーは、全国に460店舗を展開している最大手の販売会社なので悪質な中古車を提供される心配はありません。50万円も出せば良質な中古車が手に入ります。
軽貨物を始めるのに必要な「黒ナンバーの登録」や「貨物軽自動車運送事業経営届出書の提出」を無料で行ってくれます。
頭金0円で分割購入もできるので、資金がない方でも軽貨物をスタートさせられますよ。
ローン期間 | 6カ月~7年 |
月額料金 | 6,000円~90,000円* |
*50万円の車両を購入した場合
※注意
ウクライナ情勢やIT機器の急激な需要拡大によって半導体の供給不足に陥り、自動車が仕入れにくい状態になっています。
在庫が枯渇している状況ですので、アマゾンフレックスで働きたい方は、ステーションの募集が締め切る前に、在庫を確認しておきましょう。
新車・中古車リースなら「GMSリース」
予算がない方やローンが組めない方は、カーリースを活用しましょう。
購入と比べると総支払額が多くなってしまうのですが、初期費用0円で車両を入手できます。
GMSリースは、審査通過率98%以上のリース会社です。

GMSリースで提供される車両には「MCCSデバイス」が取り付けられていて、以下の機能がついています。
- GPSで車両の位置が特定できる
- エンジンを遠隔制御できる*
上記の機能により、利用者の与信強化に繋がり、フリーターや借金のある方などローンの審査に通らなかった方でも車両を利用できるようになります。
*支払いが遅延した場合はエンジンがかからなくなることがあります。
黒ナンバーの取得手続きもすべて無料で代行してくれるので手間いらずです。
リース期間 | 3年 |
月額料金 | 新車56,980円/月* |
中古車40,700円/月* |
行政書士に依頼する
軽貨物に使う車両は用意したけど黒ナンバーの手続きをする暇がない方は行政書士に依頼しましょう。
納品期間 | 3日~5日 |
費用 | 30,000円~50,000円 |
なお、黄色のナンバープレートを外して行政書士宛に郵送します。手続きが完了し、黒ナンバーのナンバープレートが届くまでは車の運転はできません。
開業届の提出も忘れずに行う
「貨物軽自動車運送事業経営届出書」は、あくまで軽貨物を始めるための届け出に過ぎません。
その後、開業したことを税務署に届ける必要があります。
開業届を提出しなくても罰則はありませんし、確定申告もできます。しかし、節税効果の高い「青色申告」を利用した確定申告が出来ませんので忘れずに行いましょう。
開業届と青色申告書は国税庁のホームページか最寄りの税務署で入手できますが、「開業Freee」を利用すれば簡単にダウンロードと作成が同時にできます。
\アンケート形式で入力するだけ/
5分程度で作成できます
65万円の所得控除を受けられる!
貨物軽自動車運送事業届出書に関するQ&A(よくある質問)
運賃料金表を取引先に見せることはありません。運賃料金表通りに報酬を貰うことはないので、見本と全く同じ金額を記入して大丈夫です。
【まとめ】
貨物軽自動車運送事業経営届出書の入手方法は下記3つです。
- 管轄の運輸支局から直接もらう
- 管轄の運輸支局のウェブサイトでダウンロードする
- 「freee許認可」で書類作成と同時に入手する

簡単に書類を作れますし、ダウンロードもできます。
車両を用意していないなら、貨物軽自動車運送事業経営届出書の提出と黒ナンバーの取り付けを代行してくれる会社に頼んだ方が一石二鳥です。
予算がある方は中古車購入→ガリバー
予算がない・審査に通らない方は中古車リース→GMSリース