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個人事業主として軽貨物配送業を営むなら、経費は自分で負担することになります。

そのため、軽貨物配送業を営む上での経費削減は重要です。

そうはいっても、経費は色々あって複雑なため

  • 何が経費になるの?
  • 楽に経費削減できない?
  • 経費削減するときの注意点は?

こういった疑問を持っているかもしれません。

思わぬ損失を被らないために、経費についてしっかり把握し、無理のない削減を行いましょう。

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軽貨物運送事業の主な経費

経費削減をするためには、発生する経費を知る必要があります。

大きく分けて、以下の9つが軽貨物運送業の経費になります。

  • ガソリン代
  • 整備費や修理代
  • 消耗品代
  • 駐車場や高速道路の料金
  • 車検代
  • 自動車保険料
  • 自動車税や租税
  • 固定資産の減価償却費
  • その他

対象となるのは、あくまで事業に使用している自動車に関係するものだけのため、注意してください。

ガソリン代

自動車を使った軽貨物運送業をするうえで必ず発生するのが、ガソリン代です。

ガソリンスタンドで領収証を発行してもらうことで、ガソリン代を経費として扱えます。

整備費や修理代

事業で使用している車のタイヤなどのパーツ交換や車のメンテナンスグッズも経費です。

管理人
カーナビ・ドライブレコーダーも対象ですし、オイルなどの整備費用も対象です。

消耗品代

車関係だけでなく、作業着や軍手、台車にノートやペンといった業務で使う備品も経費に含まれます。

駐車場や高速道路の料金

有料の月極駐車場を契約していれば月額料金も経費に含まれます。

高速道路を利用したときの道路料金も対象となり、ETCを使っていればクレジットカードの利用明細を用います。

管理人
船に乗って遠方まで配送したときのフェリー代なども、交通費に該当します。

車検代

1~2年ごとに行う配送用自動車の車検にかかる費用も、経費として計上できます。

自動車保険料

自動車を所有していれば、自賠責保険への加入は義務のため、自賠責保険の保険料は経費に計上できます。

また、任意で加入する自動車保険や貨物保険の保険料も経費の対象です。

軽貨物運送業を営むのに必要な保険料は経費として扱われます。

自動車税や租税

自動車で仕事をしていれば自動車税も経費として計上できます。

管理人
重量税や自動車取得税といった租税も対象となるため、覚えておいてください。

カーリースの場合は、月額料金の中に税金が含まれているため確認しておきましょう。

固定資産の減価償却費

取得価額が10万円以上の車両や備品などを購入したときは、原則として減価償却費が認められます。

取得価額が10万円以上20万円未満のときは、取得年内におけるその資産の合計額の1/3の金額を3年間の必要経費に算入できます。

その他

ケースバーケースですが、会社に対して接待を行った接待費も、しっかり領収書があれば必要経費と認められることがあります。

事業主として、会社として行った、取引先に対するお祝いやお見舞いの費用、神社での祈祷料も問題なく経費として計上できます。

自宅を事務所として利用していれば、家賃も経費として計上できます。

ただし、プライベートと仕事の両方に使っているため家事按分を行い、減額した上で計上します。

管理人
事務所としての利用面積の割合を家賃にかけて計算します。

税務署から指摘されないように家賃の半額以下にするのがおすすめです。

家賃を計上する場合は、家事按分を行った電気代、インターネット代などの通信費も経費とみなせます。

また、業務用車両を購入したときに借りた自動車ローンや事業用借入金の利子も経費に計上できます。

経費としてみなされないもの

経費にできそうに思えるのに、経費としてみなされないものもあるため、紹介しておきます。

  • 借入金元本(利息部分のみ経費可)
  • 社会保険料や生命保険料
  • 業務中の交通違反金
  • プライベートの自動車関連費用
  • 住民税や所得税

法人であっても個人であっても、業務に関わるもの以外は経費として認められません。

管理人
業務用の車をプライベートで利用した場合のガソリン代などは経費の対象外です。

経費削減の方法

利益を最大限にするために、経費はできるだけ削減したいものです。

経費削減の方法はたくさんありますが、楽して大きい効果が得られる経費削減方法は以下の3つです。

  • 自動車保険料の削減
  • 駐車場料金の削減
  • 確定申告方法の変更

その他に、ガソリン代の削減、高速道路料金の削減、ITインフラの活用などもあるため、順に説明します。

自動車保険料の削減

自動車保険の保険料は1回手続きするだけで、大きな経費を削減できます。

自動車保険に付ける補償内容によって、大幅に保険料が異なるためです。

損保ジャパンの個⼈⽤⾃動⾞保険『THE クルマの保険』を例に説明します。

引用元:損保ジャパン「THE クルマの保険」

管理人
契約者は30歳、15等級、ゴールド免許。
車は軽バンのN-VAN、前輪駆動のN-VAN、型式JJ1とします。

補償内容を吟味せず、代理店におすすめされる「補償充実プラン」で加入すると年額の保険料は102,940円です。

補償内容のうち

  • 人身傷害保険金額を最低限まで下げる
  • 車両保険の範囲を狭くする
  • ドラレコ特約を無くす

など、運送業を営む上でおすすめの補償内容に絞るだけで、年額の保険料は60,620円まで下がります。

おすすめの補償内容についてはこちらの記事に詳しく説明しています。

4ナンバー車の保険選びに迷ったら必見!任意保険比較&おすすめランキング

保険料の差を計算すると102,940-60,620=42,320≒4万円

今回のケースでは、任意保険の補償内容を見直すだけで、4万円ほど経費が削減できます。

年齢や等級、現在加入している保険によって、実際に削減できる経費は変わってきます。

また、同じ補償内容でも保険会社によっても保険料は異なります。

なるべくたくさんの保険会社から見積もりをとって、検討するのがおすすめです。

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駐車場料金の節約

駐車場の料金はエリアごとの相場はありますが、エリア内なら料金がすべて一緒というわけではありません。

不動産屋さんに紹介してもらうだけでなく、駐車場検索サイトでも探してみてください。

管理人
近いエリアでも数千円の差が出るのはザラです。

引用元:駐マップ

ひと月3千円の差であっても、1年は12ヵ月なので、年間3.6万円もの経費削減になります。

安い駐車場に空きが出たときのため、あらかじめ、目的エリアの駐車場をチェックしておくのがおすすめです。

確定申告方法の変更

厳密には経費を削減するわけではありませんが、経費削減と同じような効果が得られるのが確定申告の方法の変更です。

管理人
白色申告をするのに比べて、個人事業主の青色申告の方が断然お得です。

青色申告なら、白色申告にはない年間65万円(または55万円)の控除と、赤字の3年繰り越しがあるからです。

経費を減らすのはもちろんですが、申告方法を変えるだけで、65万円の経費削減と同じような効果が得られるのは大きいです。

ガソリン代の削減

細かい配送業務が多い軽貨物運送業務において、ガソリン代は費用の中で大きな割合を占めます。

大きい経費な分、削減できる費用も多いといえます。

車の買い替えにまとまった資金が必要ですが、燃費の良い車種を選ぶだけで、ガソリン代は抑えられます。

ガソリン単価が安い地域で給油したり、ガソリン代が安いガソリンスタンドを見つけたりしておくのもおすすめです。

管理人
走行時はゆっくり発進・停車し、加速・減速を少なくしたエコドライブも、ガソリンの節約に効果的です。

タイヤの空気圧が適正値より低いと燃費が悪くなるので、空気圧も小まめにチェックしましょう。

高速道路料金の削減

距離によっては高速道路ではなく下道を使って配送することで、高速料金を節約できます。

ETCカードの割引制度を利用することで高速道路料金が節約できる地域もあります。

ITインフラの活用

今まで使っていたFaxをインターネットFAXに切り替えるなどのITインフラの活用もおすすめです。

FAX本体の維持費や紙代、インク代といった消耗品代を減らせます。

一太郎や花子といった昔のアプリケーションをExcelやWordに買い替えるのではなく、Google DocsやGoogle spreadsheetなどの無料のサービスにすることでも、出費が抑えられます。

経費削減には注意が必要

経費削減は「手段」であって「目的」ではないことを頭に置いておいてください。

業務に必要な費用まで削減してしまうと、業務が不便になったり、質が低下したりする可能性があります。

例えば、整備費や修理代をケチって、メンテナンスを疎かにするのは悪手です。

タイヤはすり減ることで馬力が下がり、燃費の悪い軽貨物車両になってしまいます。

メンテナンスせず放置すればするほど、状態が悪化し、後で修理費がかさんだり、修理不能になったりする可能性もあります。

管理人
整備不良で警察に捕まったら、減点だけでなく罰則としての反則金の支払いもあります。

目先の短期的な経費削減は行わず、無理のない経費削減を行ってください。