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黒ナンバーの経費には、自動車保険料、車両の維持管理費、税金などがあります。

効率的に軽貨物運送業で稼ぐために、経費はなるべく抑えたいものです。

  • 黒ナンバーが入る保険には何があるの?
  • 経費削減のために保険料を安くできない?
  • 経費のうちどのくらいが保険料?

このような疑問がありませんか。

ここでは楽に経費削減できるよう、主に保険に関することがらをまとめました。

保険料の削減はもちろん、楽にその他の経費を削減する方法も説明しています。

黒ナンバーの経費削減できる保険とできない保険

黒ナンバーが加入する保険は3種類あり、そのうち貨物保険と任意保険の2種類が経費削減できます。

保険種類ごとの特徴を表にまとめます。

保険名加入する必要保険料削減
貨物保険必須ではない
自賠責保険必須不可
任意保険必須

貨物保険は解約しても大丈夫なケースあり

貨物保険は個人でも入れますが、配送マッチングサービスなどが自動でつけてくれるケースが多いです。

引用元:ピックゴー

個人で貨物保険に入っている人は、自動でついている貨物保険がないかチェックしてください。

重複していたら、自分で加入している貨物保険は解約して大丈夫です。

貨物保険を解約すれば、かけていた保険料の金額分、丸ごと経費から削減できます。

自賠責保険は加入必須で保険料削減不可

自賠責保険は車に乗るなら必ず入る必要がある、強制保険とも呼ばれる保険です。

被害者救済のために運用されているため、保険料は一律で決まっており、安くできません。

軽自動車の中でも軽バンと呼ばれる車両や、軽トラックなどの軽貨物車(=4ナンバー)が黒ナンバーを取得できます。

軽貨物の黒ナンバーは、営業用の小型貨物自動車に分類され、自賠責保険料は以下の通りです。

契約期間金額
12ヶ月23,300円
13ヶ月24,790円
24ヶ月41,180円
25ヶ月42,640円

引用元:自動車損害賠償責任保険料一覧表

任意保険は加入必須だけれど保険料は削れる

「任意」保険という名前ですが、黒ナンバーにとって任意保険は必須の保険です。

黒ナンバーは、軽貨物運送事業を行う車両に取り付けるナンバープレートを指します。

黒ナンバー取得の条件の一つに「損害賠償能力がある」という項目があり、満たすためには任意保険へ加入しなければいけないからです。

引用元:freee

管理人
黒ナンバーを付けている車両自体も、黒ナンバーと呼ばれます。

配送マッチングサービスの登録条件にも「対人賠償保険」と「対物賠償保険」が無制限の任意保険に入っていること、があります。

自賠責保険料は車検費用に含まれていますが、任意保険料は別途必要です。

黒ナンバーの任意保険は仕事で利用するため走行距離が長くなりがちなこと、事故発生のリスクが高いことから、高額です。

保険会社に勧められるままに入ると補償が厚くなり、ただでさえ高い保険料がとても高くなります。

任意保険の補償範囲は幅広く、必要な補償を選択できるため、費用となる保険料を削りやすいです。

任意保険に関する経費削減方法

任意保険の保険料は、補償を厚くすればするほど高くなります。

管理人
つまり、必須ではない補償を外していくことで安くなります。

黒ナンバーに最低限必要なのは、賠償責任保険に分類される「対人賠償保険」と「対物賠償保険」です。

2つの賠償責任保険は黒ナンバーであれば無制限でかけます。

不要な補償を外す

賠償責任保険以外の、以下のものは外しても大丈夫です。

  • 不要な特約
  • 人身傷害保険などの過分な補償
  • 車両保険の一般型

車両保険は広い範囲の一般型をつけると、保険料が2倍近くに跳ね上がります。

車両の補償をつけたいなら、盗難などに最低限の範囲に対応したエコノミー型の車両保険がおすすめです。

また、自己負担金額に相当する、車両免責金額を高く設定するのも保険料を安くするには有効です。

契約条件を確認

業務用の黒ナンバーを複数台持っているなら、フリート契約も検討してください。

フリート契約にすれば、台数に応じて割引が受けられます。

車を運転する人の年齢条件の見直しも、大切なポイントです。

車に乗っていない家族を条件に入れていると、保険料が上がるケースがあります。

管理人
補償内容に年齢条件が設定されていることも確認します。

一般的には契約者の年齢が高いほど、保険料は安くなります。

古くからある事業用の保険だと、年齢条件が設定されていないことがあります。

現在加入している保険に年齢条件がなかったら、別の保険への乗り換えをおすすめします。

保険の乗り換えの検討

新規契約や更新時に、複数の保険を見比べるのもおすすめです。

同じ補償内容であっても、年齢や等級などによって保険ごとに保険料に差があるからです。

黒ナンバーは、基本的にダイレクト型やネット型と呼ばれる格安保険会社の保険に入れません。

割高な代理店型と呼ばれる保険に入ることになります。

ただし、株式会社未来保険のはたらくクルマの自動車保険など中小であれば、ネットからの受付もあります。

引受保険会社は損保ジャパン日本興亜ですし、比較には適しています。

引用元:はたらくクルマの自動車保険

管理人
一般的に、自家用ナンバーで上げた等級は黒ナンバーには引き継げません。

黒ナンバーから自家用ナンバーに変更するときも、等級の継続はできません。

ベテランドライバーであっても、黒ナンバーで申し込んだとたん、6等級から始まります。

ただし、等級を引き継げる裏技もあるため、知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

【図解】黒ナンバーの任意保険の等級を引き継ぐ裏ワザ

自家用ナンバーと黒ナンバーの切り替えをするときは、再び切り替えるときのために等級を継承できるように中断証明書を取っておきましょう。

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黒ナンバーの経費に占める保険料の割合

保険料は、黒ナンバーの経費のうち1.5割くらいを占めます。

初期費用1,500円、年間85万円~100万円、2年ごとに追加で10万円~15万円が、黒ナンバーの経費です。

保険料は120,000円~180,000円なので、ざっくり計算すると1.5割くらいが保険料になります。

初回だけですが、黒ナンバーを取得するのに費用が掛かります。

自分で手続きをすればナンバープレートの購入金額の1,500円程度です。

管理人
黒ナンバーの取得代行を行っている行政書士や業者に頼むと、2〜4万円くらいかかります。

申請手続きは1日で全て行えますし、初期費用を抑えるために、自分でやるのがおすすめです。

引用元:freee

年間の費用は事業者によって差がありますが、85万円~100万円くらいです。

内訳の一例をあげます。

項目年間の費用
ガソリン代210,000円~336,000円
保険料120,000円~180,000円
メンテナンス費100,000円
車のローン代(と利息)300,000円
駐車場代120,000円
合計850,000円~1,036,000円

厳密には車のローン代自体は経費として計上できません。

しかし、年間で支払う費用のうちローン代は無視できないくらい大きいため、入れてあります。

また、2年ごとの車検では、10万円~15万円くらい必要になります。

項目費用
自動車重量税5,200円
自動車税3,800円
自賠責保険料30,840円
車検整備費用50,000円~100,000円
印紙代1,400円
合計91,240円~141,240円

引用元:軽貨物ドライバーお役立ち情報

引用元:freee

引用元:黒ナンバーの任意保険はいくら?相場は1万円~1.5万円

高速道路を使っているなら高速代、接待をしているなら接待費なども経費になります。

その他の削減できる経費とダメな経費

絶対に削ってはいけない経費は、車両のメンテナンス費です。

例えば、オイル交換を怠ってエンジンに支障をきした場合。

エンジンの載せ替えが必要になって、25万円ほどかかる可能性もあります。

車両のメンテナンス費や法で定められた費用は絶対に削ろうとしないでください。

違法になってしまうので、自動車税や車検代も削れません。

楽に削減できるのは以下の3項目です。

  • 駐車場代
  • ガソリン代
  • 車両のローン&利子

駐車場代

エリアによって相場は異なり、都市部はひと月1万円を超えることもザラです。

ただし、全ての駐車場が、一律同じ月額料金ではありません。

以下のような条件なら、安い駐車場が多いです。

  • 砂利の駐車場
  • 軽専用駐車場
  • 駅から少し遠い駐車場

マンション併設の駐車場なら、交渉次第で割り引いてもらえることもあります。

管理人
契約のタイミングで駐車場代8,000円をタダにして貰った知り合いもいます。

引っ越すときはもちろん、契約更新のタイミングで大家さんに交渉してみましょう。

ガソリン代

ガソリン代を抑えるには、ガソリンを安く買う方法と、消費量を減らす方法があります。

  • 安いガソリンスタンドを見つける
  • ガソリンスタンドの会員カードの割引を受ける
  • アイドリングストップを意識する
  • メンテナンスを万全にする
  • 燃費の良い車に乗り換える

また、プライベート利用分のガソリン代は経費にできませんが、黒ナンバー車両自体はプライベート利用もできます。

ガソリン代の決済用カードを事業用とプライベート用に分けると、確定申告時に楽です。

車両のローン&利子

プライベート用の自家用車と業務用の黒ナンバー車の両方を持っているなら、自家用車を手放せば大幅に費用が下がります。

駐車場代、メンテナンス代、税金、保険料など、トータルの費用をかなり抑えられるからです。

管理人
頻度にもよりますが、3人以上でプライベート使用したいときは、カーシェアリングやレンタカーもおすすめです。

車両のローンが負担になるなら、事業用の黒ナンバー車を購入するのではなくカーリースを選ぶ手もあります。

カーリースには種類があり、中古の軽バンリースが最もおすすめです。

短期間の契約ができるし、コスト削減と新規参入リスクの低減にもつながるからです。

カーリースなら、自分の車と同じように、いつでも自由に使えます。

ただし、リース車は契約内容によってはプライベート使用ができないため、注意してください。

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