空いた時間をうまく利用して収入を得たいと考えている方は少なくないでしょう。
フードデリバリーだったら自分にもできるかもしれない、そう思って出前館配達員に応募する方もいるでしょう。
でも実際、出前館配達員の仕事ってどんなものなんだろう?思っているよりきついのだろうか?
そんな疑問を持っている方はぜひ読んでください!
自由な服装でOK!
現在出前館で募集しているのは業務委託配達員のみ
出前館ではアルバイトは募集していません。
現在募集しているのは、業務委託配達員のみです。
業務委託配達員とは
業務委託配達員は出前館と契約書を交わしません。
いわゆる「自営業」なので、自分でシフトを決めて働くことができます。
出前館の業務委託配達員には次のような特徴があります。
主な特徴 | 内容 |
---|---|
契約書 | なし(自営なので雇用契約は発生しない) |
シフト | なし(自分の好きな時間帯に稼働) |
報酬 | 歩合制(出来高制、ノルマなし) |
配達車両 | 自分で用意する |
制服 | なし(清潔感のある服装、短パン禁止) |
配達備品(バッグなど) | 自分で用意する |
出前館配達員はきついと言われる理由
出前館の配達員を長期にわたって続けるのはきついと言われます。
では具体的に何がきついのか、次の3つの視点から見てみましょう。
- 体力的にきつい
- 精神的にきつい
- 金銭的にきつい
体力的にきつい
出前館に限らず、フードデリバリーは体力勝負です。
特に次のような時にきついと感じます。
- 悪天候の日
- 夏の暑さ、冬の寒さが厳しい時
悪天候の日
雨の日や風の強い日は、普通に生活していても外出を控えたいものです。
そんな中注文の商品を迅速かつ安全に配達しなくてはなりません。
特に自転車やバイクでの配達は大雨の日や向かい風の強い日はいつも以上に体力を奪われます
でも商品を無事届けた時にねぎらいの言葉をかけてくれるお客様も多いので、その声を励みに頑張ってください。
夏の暑さ、冬の寒さが厳しい時
こちらも主に自転車・バイクでの配達員にとってですが、6月~9月のランチタイムと12月~2月のディナータイムの時間帯の配達はきついです。
精神的にきつい
配達だけなのに精神的にきついの?と思う方がいるかもしれません。
出前館の配達が精神的にきついと感じるのは次のような時です。
- ずっと待機しているのに配達オファーが来ない
- 配達先がわからない
- クレームが入った時
ずっと待機しているのに配達オファーが来ない
特に配達を始めたばかりの頃はあまりオファーが取れず、待機時間が長くなることが多いかもしれません。
そんな時は焦らず、自分の中で「今日は10件配達しよう」とか「○○時まで頑張ろう」と目標を立てるのも一つの手です
また、オファーがなかなか取れない時は以下のことを試してみてください。
試してみるべきこと | 理由 |
---|---|
配達エリアと時間を変える | ・現在のエリアや配達時間に他の配達員が集中している可能性がある ・出前館の加盟店が多くないエリアにいる可能性がある |
現金払いを受ける | 現金払いを受けた方がオファーが入りやすくなる |
出前館の注文者向けキャンペーンをチェックする | キャンペーン期間中は普段より注文が多く入る |
配達先がわからない
道に迷ったり住所が間違っていたりなど予想外のトラブルは配達につきものです。
そんな時は、
- 拠点に連絡する
- お客様に直接連絡を入れる
など、速やかに行動することが第一です。
クレームが入った時
出前館に一番多く寄せられるのお客様からのクレームですが、商品受け取り先の店舗や一般の方からのものもあります。
お客様 | 店舗 | 通行人・他のドライバー |
---|---|---|
・配達の遅延 ・商品がこぼれている・傾いている ・注文した商品と違う ・商品の受け渡しが雑 ・好ましい服装ではない | ・挨拶がない(無言で入店) ・配達バッグを背負ったまま店内待機する ・好ましい服装ではない | ・信号無視 ・スマホを気にする「ながら運転」 ・歩行者に対する配慮がない |
特に配達予定時刻を大幅に過ぎてしまいそうな時は、あらかじめお客様に連絡を入れましょう。
連絡を入れないと気持ちが焦って商品の扱いが雑になり、二重クレームを招く恐れがあります
さらに、出前館から5回クレームを受けると永久にアカウントを失効してしまいます。
クレーム回数 | 出前館の対処 |
---|---|
3回目まで | 厳重注意 |
4回目 | 1週間のアカウント停止 |
5回目 | アカウントの失効、出前館配達員として稼働することは不可 |
3回目までは多少多めに見てくれますが、4回目の「処罰」を受けた時はもう後がないと考えてください。
経済的にきつい
思ったようにオファーが来なければ稼げません。加えて、
想像以上に経費がかさむ
のも、経済的にきつくなる要因の1つです。
業務委託配達員は自己負担しなくてはいけないものがいくつかあります。
- 配達車両
- 車両のメンテナンス費用
- 保険(バイク・車での配達は自賠責保険と任意保険)
それ以外にも税金や社会保険の支払いなど自分で行うべきことがあります。
3つの配達手段
自転車・バイク・車のメリットとデメリット
どの車両を使って配達するか迷っている方は、それぞれのメリットとデメリットを考慮した上で選びましょう。
配達車両 | メリット | デメリット |
---|---|---|
自転車 | ・初期費用・メンテナンス費用とも他の車両と比べて抑えられる ・任意保険加入は義務ではない | ・天候の影響を大きく受ける ・坂道の多いエリアはきつい |
バイク | ・小回りが利くので配達に有利 ・長時間稼働しても自転車程体力を消耗しない | ・維持費がかかる ・自転車程ではないが、天候の影響を受ける |
車 | ・天候の影響は少ない ・普段の生活にも使える | ・維持費がかかる ・狭い道や一方通行、駐車禁止区域など規制が多いエリアの配達は不利 |
途中で配達車両を変更することもできるので、迷っている方はまず自転車で始めてみてはいかがでしょう。
どんな人にお勧めか
それぞれの車両は次のような方にお勧めします。
車両 | お勧めの理由 |
---|---|
自転車 | ・初期費用をできるだけ抑えたい方 ・手軽に始めたい方 ・体力に自信のある方 ・都心部に住んでいる方(街中は交通ルールが厳しいので、一番緩い自転車がお勧めです) |
バイク | ・普段からバイクを使っている方 ・毎日自転車で長時間走り続けるのにためらいがある方 |
軽自動車(黒ナンバー) | ・既に配達車両として登録している(または登録しようと考えている)車がある方 ・どちらかというと街の中心部から離れた地に住んでいる方 |
自由な服装でOK!