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コンパクトなサイズで車両価格や税金、自動車重量税といった維持費も安い軽自動車。

車内空間や荷室は狭めですが、燃費は良いため、4ナンバーを取得して荷物を運搬する業務に適しています。

  • 4ナンバーの軽自動車の任意保険はいくらが相場?
  • 保険料を安く済ませるにはどうしたらいいの?
  • 軽自動車に買い替えたら保険料は安くなるの?

ここでは、高い保険料の保険に申し込むなんて失敗を回避するため、上記のような疑問に答えていきます。

任意保険の保険料は、車両の種類や年式、車両重量、保険金額や免責金額など、様々な要因によって異なります。

一概には言えませんが、疑問を解消するため、保険料の統計データから平均を算出し、相場を検証しました。

結論から言うと、4ナンバーの軽自動車に乗っている人が支払う保険料は、年間で4.3万円程度が相場です。

4ナンバーで使用用途が業務使用になると、一般的な自動車の保険料は日常使用より高くなります。

しかし、実際の保険料から算出した軽自動車の4ナンバーの相場は、日常使用の軽自動車の乗用車よりおよそ8千円安くなっています。

管理人
賢く保険に入ることで、日常使用の軽自動車より4ナンバーの軽自動車の方が保険料を抑えているのが現実です。

ここでは、軽自動車の保険料相場だけでなく、自家用の軽自動車や自家用車比べてどのくらい安いのか、更には保険料を安くするためのコツまで説明します。

4ナンバーの軽自動車の任意保険は約4.3万円が相場

皆がどのくらいの保険料を支払っているかは、損害保険料率算出機構が公表しているデータから算出できます。

4ナンバーの軽自動車は、軽四輪自動車のうちの貨物車に分類されます。

2020年度の軽四輪自動車のうち貨物車の新規契約台数は4,976,851台、合計保険料は213,748,523千円でした。

新規契約台数合計保険料保険料平均
軽四輪乗用車18,559,059台940,838,826千円50.7千円
軽四輪貨物車4,976,851台213,748,523千円42.9千円

引用元:損害保険料率算出機構「2021年度_自動車保険の概況」

保険料を台数で割ると約42.9千円となり、4ナンバーの軽自動車の任意保険の保険料は1台あたりおよそ4.3万円なことが分かります。

一般的に、業務使用される4ナンバーは日常使用される車に比べて保険料が高いと言われます。

しかし、軽四輪乗用車の平均は約5.1万円、貨物車(4ナンバー)の平均は約4.3万円です。

軽自動車の中でも、4ナンバーの貨物車の契約は保険料が安いことが分かります。

4ナンバーでありながら家庭用の乗用車より保険料が安いのには、理由があります。

4ナンバーの軽自動車は事故リスクが低いから保険料も安い

一般的に、4ナンバーは業務利用のため、車両の使用頻度や走行距離が多く、事故や故障のリスクが高いです。

事故や故障のリスクが高いと、支払われる保険金が高くなるため、支払う保険料も高くなります。

管理人
4ナンバーの保険料が高いのは「4ナンバー=業務利用=事故リスクが高い→保険金支払い額が高い→保険料が高い」という仕組みです。

ところが、4ナンバーの軽自動車は、上記の一般的な仕組みから外れます。

4ナンバーでありながら、事故リスクが低いからです。

損害保険料率算出機構のデータから、契約台数に対する保険金支払件数を割合として計算しました。

管理人
たとえば、自動車1,000台あたり4台の車が事故を起こして保険金を受け取ると、保険金支払件数の割合は0.4%となります。
数字が高くなるほど事故リスクが高いです。

補償の内容ごとに、どのくらいの車が事故や故障を起こして保険金を受け取ったかを一覧にしました。

車種対人搭乗者傷害人身傷害車両
軽四輪乗用車0.4%2.5%0.3%0.5%2.5%
軽四輪貨物車
(4ナンバー)
0.5%2.5%0.2%0.3%1.7%
+0.1%±0-0.1%-0.2%-0.8%
契約台数に対する保険金支払件数の割合

引用元:損害保険料率算出機構「2021年度_自動車保険の概況」

軽四輪貨物車が軽四輪乗用車より支払いを受けた件数が多い=事故リスクが高いのは、対人賠償のみです。

しかも、差は0.1%、1,000件あたり1件の差なので、事故のリスクはそれほど変わりません。

対物賠償の支払いを受けたのは乗用車、貨物車ともに同じ割合のため、同程度の事故リスクです。

補償内容ごとの事故リスクをみると、搭乗者傷害、人身傷害、車両保険において、4ナンバーの軽自動車は乗用車よりリスクが低いです。

搭乗者傷害の支払いを受けた件数から、搭乗者傷害事故のリスクは貨物車がわずかに低いことが分かります。

人身傷害は、貨物車の方が0.2%、事故リスクが低くなっています。

車両保険の請求割合に至っては、乗用車が1.5倍の件数支払いを受けていて、貨物車のリスクが大幅に低いことが分かります。

管理人
死亡事故では4倍、傷害事故では2倍の支払い確率だった小型営業用貨物車と小型乗用車のパターンとは、軽自動車は全く異なっています。

軽自動車は車体がコンパクトなため、事故の被害がそれほど大きくなりにくいことが原因と考えられます。

車両保険の支払いの請求割合は、乗用車が貨物車の1.5倍と述べましたが、単純に貨物車が事故に遭いにくいわけではありません。

4ナンバーの軽自動車は、車両保険を削っている人が多いのも原因の一つです。

車両保険を削る人が多く軽乗用車より約8千円安い

先ほど、軽四輪乗用車の平均は約5.1万円であり、貨物車(4ナンバー)の平均は約4.3万円なので、約8千円も安いと述べました。

保険料が安いのは、軽自動車の貨物車である4ナンバーの多くが、補償内容に車両保険をつけないことも影響しています。

車両保険とは、車両の修理や車両の価値を補償する保険であり、補償額が高額になりがち=保険料を高くする要因の一つです。

軽自動車の乗用車と貨物車、それぞれの補償種目を対象としている割合を一覧にしました。

車種対人搭乗者傷害人身傷害車両
軽四輪乗用車100%100%30%98%61%
軽四輪貨物車(4ナンバー)100%100%29%91%35%
±0±0-1%-8%-26%
契約台数のうち補償対象としている割合

対人賠償、対物賠償は乗用車貨物車ともに、保険加入者のほぼ全員、100%が補償対象としています。

搭乗者傷害補償も補償対象の割合は30%と29%となっていて、それほど変わりません。

人身傷害補償は98%と91%になっており、軽四輪貨物車を契約する上では削る人が増えているのがわかります。

最も差が出ているのは、車両保険です。

乗用車のうち61%が車両保険をつけているのに対し、4ナンバーの貨物車はおよそ半分の35%しか車両補償をつけていません。

貨物車の任意保険に入る人の多くは、車両保険を削ることで、安い保険料を実現していることが分かります。

保険料が高くなってしまっても、車両保険に入っておきたいケースもあるでしょう。

ほとんどの保険会社では、車両保険には「なし」「一般型」「エコノミー型(経済的な型)」の3種類から選択できるようになっています。

管理人
車両保険をかけたいなら、一般型ではなく、補償範囲を狭くして保険料を抑えたエコノミー型を選ぶと良いでしょう。

車両保険のエコノミー型とは、毎月の保険料が安い代わりに、補償範囲が限定される型です。

自損事故などは保障されませんが、車との事故や盗難などは保障されます。

「10補償限定」や「車対車+限定A」など、保険会社によりエコノミー型の名称は異なっていますが、補償範囲はほとんど同じです。

自己負担額となる免責金額を設定することでも保険料を抑えられるため、免責金額を高めに設定することも検討してみてください。

最後になりますが、運搬業務を始めるにあたり自動車を軽に変えたときの保険料の変化を知りたい人のため、自家用車との相場を比べておきます。

4ナンバー軽自動車の相場は自家用車より約1.6万円安い

1年間に支払う保険料の相場は、4ナンバーの軽自動車が自家用5車種より、年額で約「1.6万円安い」です。

任意保険の保険料の相場は、4ナンバーの軽自動車がが年額4.3万円、自家用5車種が年額5.9万円だからです。

先ほどと同じく、損害保険料率算出機構が公表しているデータから算出します。

2020年度の自家用5車種合計の新規契約台数は58,453,181台、合計保険料は3,477,201,152千円でした。

保険料を台数で割ると約59千円となり、1台あたりおよそ5.9万円の保険料を支払っている計算です。

新規契約台数合計保険料保険料平均
軽四輪自動車合計23,535,910台1,154,587,349千円49千円
自家用5車種合計58,453,181台3,477,201,152千円59千円

引用元:損害保険料率算出機構「2021年度_自動車保険の概況」

同様に軽四輪自動車合計の1台あたりの支払い保険料を算出すると、およそ4.9万円でした。

4ナンバー軽自動車の保険料は一般的な自家用車よりも安く、相場は年額1.6万円ほど安いです。

自家用車から軽自動車に変えることで、4ナンバーであっても保険料という経費が抑えられます。

4ナンバー任意保険の正確な相場を知るなら相見積もりをしよう

自動車保険は似た補償内容であっても、契約する保険会社によって保険料が変わります。

複数の保険会社の保険を一括で比較できる、一括見積サービスなどを利用して比較するのがおすすめです。

4ナンバー任意保険の相場Q&A

黒ナンバーで入れる保険は?

下記6社です。

詳しくは下記記事でも解説しています。

▶関連記事:黒ナンバーの任意保険を安くする方法3選

▶関連記事:格安の黒ナンバー任意保険個人向けおすすめランキング6社【軽貨物】

黒ナンバーの車の自賠責保険料は2023年にいくらですか?

24ヶ月(2年)で、31,660円です。

黒ナンバーの任意保険の相場いくらですか?

新規加入時の6等級で15,000円前後です。20等級で7,000円代になります。

上記は、車両保険を含まない金額です。

▶関連記事:個人事業主の黒ナンバー任意保険はいくら?相場は1万円~1.5万円

黒ナンバーの任意保険を安くする方法は?

黒ナンバーの任意保険を安くするには、下記3つの方法があります。

  • 保険等級を引き継ぐ
  • 事故を起こさない
  • 支払いを年払いにする

詳しくは下記記事で解説しています。

▶関連記事:黒ナンバーの任意保険を安くする方法3選

任意保険の等級を黒ナンバーに引き継ぐ裏技がありますか?

黄色ナンバーの軽自動車で納車している場合のみ引き継げます。黒ナンバーで納車した場合は等級を引き継ぎできません。

詳しは「【図解】黒ナンバーの任意保険の等級を引き継ぐ裏ワザ」で解説しています。

黒ナンバーの任意保険は即日加入できる?

即日加入できない会社が多いです。

理由は、不正な保険金請求を防ぐためです。

即日で加入できてしまうと、事故を起こした当日に加入して、保険金を請求できてしまいます。

▶関連記事:黒ナンバーの任意保険に即日加入!ネット申し込みできる会社